恶魔的手套这一篇……果然还是呼应了标题的“恶魔”啊
ああ……一体自分は何をしているんだろう。これではまるで、悪魔ではないか。目の前で父を喪う追体験をさせて、仇討ちの手本まで見せて、仲間がいるぞと背中を押した。復讐のためにと入学してきたディミトリに、最高で最悪な教育を施してしまった。加えて、教師と生徒という間柄を超えてまで、ディミトリの体に手を出し、本来なら知るはずの無かった快楽まで覚え込ませて……これが悪魔じゃなかったら、何なのだ。美しく天使のような子どもを、血生臭い獣の道へと案内する、これが悪魔以外の何と言えようか。
傭兵時代の二つ名を思い出す。誰が呼んだか……“灰色の悪魔”。服装から来るただの呼称だと思っていたのに、蓋を開けてみれば、的確過ぎるほど如実に自分を表していた。自分は、ここへ来る前からずっと……悪魔だったのだ。
天哪……